さいたま赤十字病院 循環器内科ロゴ 循環器内科・心臓血管外科

TEL. 048-852-1111(代)

〒330-8553 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地5

休診日/土・日曜日・祝祭日・年末年始(12/29~1/3)・創立記念日(5/15)・国民の休日

外来案内図

CCU(心臓血管集中治療室)

診療内容・特徴

当院CCUは昭和52年(1977年)に開設され、その後の現在も14床のベッドを循環器内科・心臓血管外科によるclosed CCUとして運用を行っております。

入室する患者は心臓血管外科術後やハイリスクPCI後の患者さんだけでなく、心原性心肺停止蘇生後や劇症型心筋炎など循環器疾患を有する重症度の高い患者さんも多く入室し集中治療を行っております。

 

多職種による連携

多職種による連携

CCU専属薬剤師や心リハ指導士を取得している理学療法士、心不全看護に関わる認定看護師等心疾患に専門性の高い多職種と一緒に循環器周辺疾患を含めた患者様を中心とした集中治療を心がけております。

 

また近年、集中治療室での医療機器の進歩もめまぐるしく臨床工学技士と協力しながら安全かつ効果的な治療を行っております。

 

Impella:経皮的補助人工心臓

Impella:経皮的補助人工心臓

VA-ECMO、IABPといった既存の機械的循環補助デバイスに加えて2020年から当院でもImpellaが使用可能となりました。

Impellaは、経皮的または経血管的に左心室に挿入され循環補助を行う心内留置型ポンプカテーテルです。最も緊急時に頻用されるImpella CP SmartAssist の補助流量は 1 分間に最大3.7 Lで、左心室から直接脱血を行い、大動脈への順行性送血を行います。
対象疾患は急性心筋梗塞による心原性ショックに限らず高度救命救急センターに搬送される激症型心筋炎や心不全急性増悪等の幅広い薬物抵抗性心不全となります。

 

更に補助流量が必要な病態に対しては心臓血管外科とコラボレーションし補助流量補助流量が1分間に最大5.5LのImpella 5.5 SmartAssistを積極的に使用しております。

 

当院では2020年11月から使用を開始し、2022年6月までの約1年半で延べ49症例にImpellaを使用しており、その使用数は増加傾向にあります。

 

 

画像提供:日本アビオメッド株式会社

 

高度救命救急センターとCCU

2022年4月に当院高度救命救急センターに「診断」と「治療」という2つのプロセスが同時に行える初療室として「ハイブリッドERシステム(HERS)」が導入されました。HERSではIVR-CTを用いて患者さんが移動することなく初期治療、CT検査、血管内検査・治療、手術を行うことができます。

外傷診療への使用に関して歴史も長くエビデンスも多数発表されており、近年内因性ショック・心停止へ使用することで診断・治療の迅速化、ECPR(ECMOを用いた心肺蘇生)を行う報告が増えてきています。

当院では24時間365日稼働できるドクターカーを運用しており、病院前診療からHERS、心カテ室、そして集中治療室へと心原性重症患者の診療を救急科と協力しながらシームレスに診療を行っております。

高度救命救急センター
ドクターカー

 

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